たくさんのアーティストに愛されるギター、グレッチとその種類について
![グレッチ(gretsc)](https://ongaku-sougoukan.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
グレッチはアメリカの楽器メーカーであり、1883年にドイツ移民のフレデリック・グレッチがニューヨーク・ブルックリンで創業しました。
この記事の目次
グレッチを愛用したギターリストたち
画像:http://www.mbok.jp/item/item_466611252.html
グレッチを一躍有名にしたのは1950年代に発表されたモデル「カントリー・ジェントルマン」であり、生涯13作品でグラミー賞を受賞したチェット・アトキンスが愛用したことでその名を全米に知らしめました。
1960年代にはビートルズのジョージ・ハリスンも同モデルを使用し、世界的なブランドへと成長していきます。
1960年代後半以降はギブソンとフェンダーがエレキギターの2大ブランドとなり、グレッチはその陰に隠れ売り上げが伸び悩み、経営不振に陥りましたがが1980年代にストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーがグレッチのギターを使用したことでロカビリーの代名詞的な存在としてグレッチはその名を再び世に知らしめました。
グレッチのギター~ホロウボディ~
このような歴史を持つグレッチのギターには、大きく分けてホロウボディ・ソリッドボディの2つの種類があります。
ホロウボディのシリーズの中でも最も有名なのが「ナッシュビル・シリーズ」です。
ブライアン・セッツアーがトレードマークとしてほぼ一貫して愛用し続けているモデルであり、グレッチのトレードマークともいえるモデルです。
適度な厚みと16インチのボディサイズはアコースティックギターのサイズ感に極めて近く、コードの鳴りがとても美しいためコードプレイを主体とする多くのアーティストに使用されています。
グレッチのギター~ソリッドボディ~
続いて、ソリッドボディのシリーズの中心をなすのが「デュオ・ジェットシリーズ」です。
このデュオ・ジェットシリーズの特徴はソリッドボディとして当初販売されていたにもかかわらずセミホロウ構造を採用している点であり、グレッチのホロウボディへのこだわりと自信を感じさせます。
また、クラシックなデザインのブリッジとトレモロアームは世界で最も美しいギターの一つに数えられるほど完成度の高いデザインであり、その音色だけでなくデザインも楽しめるギターです。