バイエル32曲まとめ~ピアノを弾く前の注意点~
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バイエル後半(75番~106番)の動画32曲をまとめました。
バイエルは面白くないと最近は違う教則本を使う学習者も多いと思いますが、バイエルの良い所は取り入れ参考にして頂ければと今回はオーケストラの音楽に合わせて演奏してみま したので是非お聴き下さい。
【執筆者】ピアノ教師/50代女性/滋賀
この記事の目次
バイエルの演奏
【動画】バイエルまとめて32曲
バイエルとは?
先ず、「バイエル」というのは19世紀(1806~1863年)に活躍したドイツの作曲家・ピアニストの名前であります。
バイエル教則本は1850年頃に発表されヨーロッパではショパン没の直後でロマン派が全盛の時代でした。
日本には1880年・明治13年頃に入ってきたそうです。
(日本では)ピアノ学習者に最適な入門書として長く親しまれています。
特に下巻は音楽性豊かな曲が多く、今回は75番以降106番までオーケストラの音楽と一緒に合わせてみました。
小さい頃に学んだ時よりもずっと楽しく演奏でき、バイエルの魅力を再認識致しました。
バイエルの問題点
ただ…一昔前と違いバイエルを単独で使う事は少なくなってきています。
特に、上巻につきましては、問題点として右手がメロディー・左手が伴奏というパターンが多いこと。
ヘ音記号が出てくるのが遅いということもあります。(両手でト音記号の期間が長いのでヘ音記号が出てきた時には難しく感じる。)
最近では、ト音記号とヘ音記号が同時に学べる教則本を使う指導者が多いと思います。
茶色のこびん
「みんなのオルガン・ピアノの本」では初めから同時に学んでいけます。
この教則本の中からも動画を一つ紹介致します。
【動画】茶色のこびん
アメリカなどではバイエルは少数派になってきており、トンプソンやバスティンメソード、バーナムの初級教本が多く使われているようです。
ヨーロッパではドビュッシー・ショパン・バルトーク・カバレフスキーなどの初級小曲集を使用することが多いようです。
でも、バイエル下巻は(先程も申しましたが)特に75番以降は音楽性にも優れている曲が多く、 ト長調・ニ長調・イ長調・ホ長調(#4個まで) ♭系ではヘ長調・変ロ長調(♭2個まで) 短調はイ短調が出てきます。
調性も学べますし、基本的な楽典、音階も学習できます。
弾く以前の注意事項
また、保育士試験・小学校の教員採用試験受験科目の実技試験に指定される事もあり、他の曲集と併用して学ぶには大変良い教材であると思います。
弾き方や曲の解説は次回に詳しく紹介させて頂く事にして今回は弾く以前の注意事項をまとめます。
参考にして頂ければと思います。
姿勢について
ある程度ピアノ歴が長くなってくると自分流のクセがつき始めます。
演奏に支障がなければ自由な姿勢で弾いても構わないのですが、変なクセなら早目に直してしまいましょう。
椅子に深く腰かけすぎたり背もたれに背中をつけたりしていませんか?
また、鍵盤に上半身を近づけすぎると猫背になってしまいます。
背筋は真っ直ぐ伸ばして肩の力を抜きましょう。
椅子の高さについて
椅子の高さは高すぎても低すぎても腕や手首に無駄な力が入り肩にも負担がかかります。
手の甲と腕が一直線になる高さを研究してベストな高さを決めておくと良いでしょう。
また、子供の場合、足が床に届かないと補助台が必要です。
(ピアノ本体につながる補助ペダルが付いていたり専用のものがあります。)
ピアノを練習する以外に上達するレッスン方法
音を聴き分けたり、楽譜を読む力をつける勉強を「ソルフェージュ」といいます。
ソルフェージュを併行して学ぶことでピアノの上達も早まります。
ピアノはジャンルを超えて愛される楽器です。
88鍵の鍵盤から奏でる音はとても魅力的です。
趣味のピアノでも十分に聴く人を感動させる演奏が可能です。
楽しく学んでいきましょう!