なぜピアノを運ぶ時に調律が必要なのか?
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引っ越しなどでピアノを移動させる時、調律が必要な事をご存知ですか?
その理由と、どのタイミングで調律すればいいのか説明したいと思います。
この記事の目次
ピアノの移動と調律の関係性
ピアノは天然素材や精密部品が多く使われており、湿度や温度の変化によって痛みやすい繊細な楽器です。
そのため時間が経つにつれ音が変になってしまったり、弾いた時に鍵盤の戻りが悪いなどの様々な不具合が生じてしまいます。
また引っ越しなど、ピアノを移動させた後に調整がずれ、音が狂ってしまう場合もあります。そこで大切なのが「調律」なのです。
ピアノの移動後にしっかりと調律を行うと、音が狂わず安定した状態を保つことができます。
特に、長い間使用していないピアノは移動する前にも調律や点検をする必要があります。
移動前の調律の重要性
長い間使っていないピアノは弦や木の部分が傷んでいる可能性があります。
傷みが激しいと調律が出来ない場合もあり、移動した後に「音が出るから別に大丈夫」と思って安心していると、その後取り返しのつかない事になってしまいます。
また、響板などの各パーツが傷んでいる場合もあるので、長期間調律していないピアノは、必ず事前に調律依頼をして下さい。
移動後の調律のタイミング
ピアノを移動した後の調律は、当日よりも1週間〜1ヶ月経ってからがベストです。
何故なら、ピアノの音が狂う一番の原因は移動後の部屋の温度や、湿度の変化によるものだからです。
ピアノが新しい環境に馴染むまでの間に、少しずつ狂っていくケースが多いのです。
移動させた当日は運送業者が帰る前に、すべての鍵盤の音が出ているか、ペダルが正常に機能しているか確かめるなど、基本的な点検を行って下さい。
そして日にちが経ってから、調律をして下さい。
調律以外の点検
調律だけではなく、ピアノの内部の様々な部品に不具合が生じている場合があります。
インシュレーターは自分で交換出来ますが、内部の弦が錆びていたりカビが生えていた時はクリーニングが必要です。
ピアノ運送業者は、運送や調律だけではなく、クリーニングや保管も行っている所が多くなってきています。
ただ、あまり多くのオプションを依頼してしまうと料金が高くなってしまいます。
見積もりをする時は、ピアノ運送の料金相場を事前に把握し、費用が相場よりも高くならないようしっかりと交渉しましょう。
まとめ
いかがでしたか?大切なピアノを長く使えるように、移動させる時は必ず調律を行って下さいね。