ポピュラー・ピアノの貴公子 ~ リチャード・クレイダーマンの魅力 (ピアノ動画あり)
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音楽を分類するとすれば大きく分けて、クラシック、ポピュラー、ジャズ……などがあり、その中の「ポピュラー」とひとくちに言っても
その範囲はとても広く色々なジャンルやスタイルがあってそれらは それぞれに好まれ支持されています。
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/taro41115/40778807.html
【執筆者】ピアノ講師/50代女性/滋賀
この記事の目次
クレイダーマンはクラシック出身
クレイダーマンのサウンドはポピュラーの中にありながらクラシックに近い線を保っている音楽だと言えると思います。
彼自身がクラシック出身であるという事は、彼の内面の音楽性としてクラシックがあり、そこにリズム感や現代感覚が加わって現在の姿が出来上がったものと考えられます。
彼はパリ国立音楽院(コンセルバトワール)で学び、天才と呼ばれたそうですが、「自分はクラシックのピアニストには向いていない」と
思い始めた頃、ラジオで姉が聴いていたビートルズやロックンロールが気に入り、それがきっかけでポピュラーの道へ進んだということです。
2人の作曲家
リチャード・クレイダーマンのデビュー以来、彼のために曲を書き続けている2人の作曲家がいます。
センヌヴィル & トゥッサンです。
この2人がクレイダーマンの音楽的資質によくマッチした曲を作曲した事が成功した要素でもあると言われています。
プロフィール
リチャード・クレイダーマンは、1953年12月28日 パリで生まれました。
5歳からピアノ教師であった父親から手ほどきを受けましたが、「息子を一人前の音楽家にするためには他人の教師につけるべき」という考えで7歳からは、フリードマン先生に師事しました。
16歳でパリ・コンセルバトワールを首席卒業。
1976年「渚のアデリーヌ」でレコードデビュー。
その後、日本へのレコード紹介と同時に評判になり、1980年日本での初コンサートを開きました。
「愛しのクリスティーヌ」「午後の旅立ち」など数々のヒット曲やアルバムがテレビ主題歌となったり、CMに使用されるなど話題になりました。
オリジナル曲
クレイダーマンの弾いている曲は、ほとんどがオリジナルです。
作曲したのは2人の作曲家ですが、クレイダーマンのためのオリジナルなので、いうならば3人のグループとしてのオリジナルと言えるでしょう。
オリジナル曲を発表する事で、より自己を明確に表現する事が出来、聴いている側にとっても、オリジナル曲はその人そのものとして受け取れるのでイメージとして、より強い力で印象に残るのです。
彼のサウンドが多くの人に長きに渡り好まれ愛されているのも納得です。
リチャード・クレイダーマンのピアノレッスン
1998年上半期「NHK趣味悠々」で講師として毎回ピアニストを目指す生徒と共にマンツーマンのピアノレッスンが放映されました。(全13回)
下は5歳から、10代、大人の生徒さんで、司会は頼近美津子さんでした。
今から17年も前になりますが、毎回とても楽しみにしていたのを覚えています。
[主な曲目]
- レディー・ディ
- 愛しのクリスティーヌ
- 母への手紙
- 愛のコンチェルト
- 午後の旅立ち
- ノスタルジー
- 秋のささやき
- パンドラの旅
- 渚のアデリーヌ
などです。
出典:http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v430652741
ピアノ動画
今回は、その中でも特に有名な「 渚のアデリーヌ 」をオーケストラとコラボで演奏しましたのでお聴き下さい。
音楽を楽しみましょう!
リチャード・クレイダーマンの曲は、実際に譜面で弾いてみると意外に難しいものです。
やさしく聴こえるとしたら、ほとんどの曲が左手の和音を分散させ、その上にメロディーラインに乗って右手で左手と同じ和音を固まりと
して弾くからです。
初心者でも容易く弾ける「子供のためのリチャード・クレイダーマンピアノ曲集」という楽譜も出版されています。
子供たちのために、また手の小さい人や、もっとやさしく弾けたら…と思っている人たちのために少しシンプルに弾きやすくアレンジしたものです。
どなたも気軽にピアノに向かって、リチャード・クレイダーマンの音楽を楽しめると良いなと思います。
先ずは、自分なりのレベルで練習してみることをおススメ致します。
【執筆者】ピアノ講師/50代女性/滋賀
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