モーツァルトのおすすめ曲「レクイエム(死者のためのミサ曲)」の特徴・背景・影響
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モーツァルト は作曲家の中でも特に有名な人物で、モーツァルトの曲を聴いたことがないという人はいないくらいではないでしょうか。
彼が作曲した有名な曲はたくさんありますが、モーツァルトが死ぬまで取り組んでいた作品「レクイエム(死者のためのミサ曲)」を紹介します。
【執筆者】趣味:クラシック・楽器/20代前半女性/広島
この記事の目次
モーツァルト作品の特徴について
レクイエム は、モーツァルトが亡くなったことにより、未完成であることは有名です。
モーツァルトの死後、彼の妻コンスタンツェが生活のために完成を望み、依頼された作曲家によって完成されました。
曲は、入祭唱2曲・続唱6曲・奉献文2曲・聖なるかな2曲・神の子羊1曲・聖体拝領唱1曲の、計14曲の構成からなります。
合唱は混声四部で、ソプラノからバスまでです。
モーツァルトの作曲背景
モーツァルトがこの作品を作曲した経緯については諸説あるようです。
中でも、見知らぬ男がモーツァルトを訪ね、高額な報酬を払うことを条件にレクイエム制作を依頼したという説は、映画『アマデウス』でも同じような内容があり有名な説です。
画像元:http://www.b-cafe.net/cinema/2009/07/001194.php
当時のウィーンでは、モーツァルトの人気が衰えてきており、モーツァルトの生活は苦しい状態でした。
もちろん莫大な収入はありましたが、それと同じかそれ以上にお金を使っていたために、かなり困窮した状況だったと言います。
そんな中での高額な報酬、モーツァルトは急いでレクイエム制作に取り掛かったのです。
同年、オペラ『魔笛』も制作していましたが、これを急いで仕上げてレクイエムの作曲を始めました。
しかしこの頃体調を崩し、11月には寝込むようになり、12月5日にとうとう未完成のまま亡くなります。
実質モーツァルト自身が作曲したのは1曲に過ぎません。
モーツァルトの後世への影響
未完成のままモーツァルトが亡くなり、別の作曲家によって完成されたレクイエムですが、現代までモーツァルトの作品として愛されています。
完成した楽譜をコンスタンツェがモーツァルトの曲として出版したことと、当時モーツァルトの音楽の良さが再確認され、人気が高まっていたことも要因ではないでしょうか。
作曲された経緯、レクイエム作曲中にモーツァルトが帰らぬ人となってしまったことを知った上でこの曲を聴くと、今までとは違う感じ方ができるのではないでしょうか。
コンスタンツェ:http://www.mozartant.com/Jordan/Classic/Konstanze.htm
【執筆者】趣味:クラシック・楽器/20代前半女性/広島