ブルグミュラー~ロマン派への第一歩(ピアノ演奏動画12曲まとめ)
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バイエルやその他の初期の練習曲を始めて暫くすると『併用曲』として「ブルグミュラー25の練習曲」に入るというのが一般的で、多くの生徒さんがブルグミュラーを学ばれている事と思います。
「ブルグミュラー」というのはドイツの作曲家・ピアニストの名前で【25の練習曲】【18の練習曲】でお馴染みです。
ブルグミュラー(1806〜1874年)が何故こんなにも飽きられることなく、多くのピアノ学習者たちに弾かれ続けているのか…
それは勿論ブルグミュラーの音楽が素晴らしいからであります。
不滅の名作であることは確かで、今後もずっと愛されていくことだろうと思います。
【執筆者】ピアノ教師/50代女性/滋賀
この記事の目次
ブルグミュラーについて
ブルグミュラーの時代
ブルグミュラーは1806年生まれで、ベートーヴェン(1770年生まれ)よりも35~36年程あとに生まれました。
音楽史上、ブルグミュラーの父親(オルガン奏者・指揮者で1766年生まれ)とベートーヴェンが同じ時代(古典派)にドイツで活躍していたという事になります。
ブルグミュラーは20代の1832年以降フランスへ移り1874年に亡くなるまで30年以上パリを中心に活躍し、ピアノの小品(25や18の練習曲)やオペラ・バレエ音楽などを作曲しました。
ブルグミュラーの兄弟
実は、弟がいて作曲家としては弟、ノルベルト・ブルグミュラーの方が有名だったそうです。
将来を大変期待されていたようですが、若くして亡くなっています。
弟の死をショパンやシューマンが当時とても惜しんでいたと言われています。
(弟はショパンやシューマンと同じ1810年生まれで同じ時代に活躍)
今では兄弟の知名度は逆転していて、ブルグミュラーといえば、兄のヨハン・ブルグミュラーのことで、ピアノレッスンの定番となり,これからも永遠に弾かれていくことでしょう。
ブルグミュラーの作品から推測できること
【ブルグミュラーって、もしかしたら左利きだった?】
と思われることを発見しました。
ブルグミュラーの作品は結構左手でメロディーを弾くところがあるのです。
人気のある「バラード」もそうですね。
「天使の声」は左手と右手、両手でメロディーを受け持っています。
「小さな嘆き」にも左手でメロディーを弾くところがあります。
あれこれ勝手に想像しながら弾くのも楽しいことです(^^)
ブルグミュラーの練習曲まとめ動画
ここでは、ブルグミュラー25の練習曲から10曲
- ♪バラード
- ♪小さな嘆き
- ♪タランテラ
- ♪舟歌
- ♪帰途
- ♪貴婦人の乗馬
- ♪さようなら
- ♪天使の声
- ♪おしゃべり
- ♪牧歌
引き続き、18の練習曲から大好きな2曲
- ♪大雷雨
- ♪空気の精
計12曲を動画にUPしましたのでお聴き下さい。
【動画12曲】
オーケストラとのアンサンブルとして演奏したものが7曲あり、ブルグミュラーの魅力をより一層感じて頂けるのではないかと思います。
特に各曲に付けられた魅力的な「タイトル」は、学習者にとって音楽表現の幅を広げる重要な役割を果たしています。
古典派からロマン派への橋渡し的な偉業を成し遂げたブルグミュラー
どの曲も素晴らしいのですが、この度ご紹介しました曲は、その中でも特に選りすぐりの曲ばかりです。
ぜひ練習する時の参考にして頂ければ幸いです(^^)
子供も大人も十分に楽しめるブルグミュラー
大人になってからピアノをもう一度やり直す際にも改めてブルグミュラーに取り組むことで子供時代には気付かなかったブルグミュラーの深さや表現の豊かさに感動を覚える人も少なくないだろうと思います。
私自身もその一人で、子供の頃は譜読みするのが精一杯でピアノを弾くことを楽しく感じていたのかどうか…?
あまりその記憶がありません。
音楽は楽しむ事が一番大切です。
ロマン派の第一歩を築いたブルグミュラー
あとに続くショパンやシューマン、リストなどの大音楽家に大きな影響を与えた事は間違いありません。
暫しロマン派の音楽に耳を傾け、心癒され次へのパワーにして頂けたらと思います。
【執筆者】ピアノ教師/50代女性/滋賀