美しいピアノ作品5選
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聴いていて心地の良いピアノの旋律。
そんなピアノの作品を5つ選んでみました。
ピアニスト以外のクラシックに全く興味のない方でも比較的馴染み易い、ロマン派音楽を中心にまとめてみましたので、良かったらこれを機にぜひ聴いてみて下さい。
本当に心奪われる曲ばかりです。
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この記事の目次
ブラームス 2つのラプソディOp79第1番 ロ短調
ゴミ箱に捨てられた楽譜に書かれた捨て曲で作品を作ったとしても、それが名曲になるとまで言わしめたブラームス。
こちらはそのブラームスの代表作。
実はもうひとつの作品である第2番の方が知名度が高いと言えますが、実はよく聴いていると、こちらは2番とは対照的にとても綺麗で重圧な和音がもたらす心地よい音色を醸し出す作品であると言えます。
主題のこの美しいメロディに、ピアノの力強いタッチが非常にマッチしていると言えます。
世間的な知名度は低いですが、隠れた名曲と十分に言えるのではないでしょうか。
ショパン 幻想即興曲
ショパンの中でも言わずと知れた名曲ですね。
フィギュアスケートに使われていることも多いので知名度は高いと言えます。
最初の低音部の左手6連符と、異なるリズムである右手高音部の16分音符が心地よいコントラストを生み出しています。
特に挿入部の流れるような旋律の美しさは、聴く者に少しの緊張感と抑揚を持たらせてくれます。
中間部の旋律は、ゆったりとしたどこかまるで天国のような異次元に連れて行かれた様な気持ちになります。
それから再び主題に戻って少しエキゾチックな雰囲気を漂わせて、激しく華麗に終焉を向かえます。
そのメロディラインの美しさは、リスナーだけでなくピアニストの心も魅了しているのではないでしょうか。
ショパン ノクターンOp.9-2
再び、ピアノの詩人と呼ばれるメロディメーカーであるショパンから。
同じく言わずと知れた名曲のひとつ。
こちらも耳にしたことがない人は少ないほど有名な作品ではないでしょうか。
この聴く者全ての人を虜にしてしまう、うっとりするようなメロディライン。
特にピアニストを志している人は一度は絶対に弾いてみようと思う曲であることでしょう。
夜景を見ながらこの曲を奏でられると、誰しもが誘惑に堕ちてしまうこと間違いなしです。
こんな素敵な曲が、今から200年近くも前に作られたなんて信じられません。
リスト ラ・カンパネラ
発音の違いから「ラ・カンパネッラ」と表記されることもある名曲。
こちらはフジコ・ヘミングさんがよく弾いておられることでも知られています。
元々は、ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンド「ラ・カンパネラ」を主題、編曲して作られた曲です。
実際にピアノに編曲して作られているため、若干主題がヴァイオリンとは異なる上に色んなヴァージョンが存在しているようです。
ここでは最も有名なパガニーニによる大練習曲第3番で話を進めます。
この曲の特徴はやはり高音のD♯の音が固定されていて、低音部にて主題を奏でられていると言う点で物凄い音の跳躍が鐘の音色を表していると言えます。
それにその主題の美しさだけにとどまらず、途中の3連符やトリルなどが聴く者に緊張感や躍動感を与えてくれます。
この美しいメロディラインに加えてトリッキーな手法がリストの特徴を十二分に発揮しているのではないでしょうか。
リストが初めてパガニーニを聞いた時、
「僕はピアノのパガニーニになる!」
と言ったほど影響され、また尊敬と愛情を持って作られた曲ですので聴いていない方は一度聴いてみてはいかがでしょうか。
ベートーヴェン 月光ソナタ 第1楽章
ベートーヴェンの作品の中でも、「エリーゼのために」や「運命」、「交響曲第9番」と並び最も有名な曲のひとつ。
本来は幻想風ソナタという名前もあったそうなのですが、月光という名前があまりにも有名になってしまったために今は呼ばれていないそうです。
こちらは左手のオクターブと、右手の3連符アルペジオに高音のメロディラインが印象的な曲。
題名の通り、ベートーヴェンが月夜の街を散歩している時のこと。
ピアノを弾く盲目の少女に出会うのですが、その少女に感銘を受けてその場で即興演奏を行ったそうです。
そこで家に帰ったベートーヴェンはその曲を思い出して楽譜に書き留めたそうです。
上記の「幻想即興曲」をショパンが発表しなかった理由としても、こちらの「月光」に似たフレーズがあるからではないか、と言われているほど後のピアニスト達にも影響を与えた名曲です。
これをきっかけにクラシック音楽に興味を持っていただけると幸いです。
以上、美しいピアノ作品5選でした。
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