ピアノ椅子の背もたれの種類と選び方
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ピアノを購入する際には、デザインや置き場所などのことを考え、たくさんの種類の中から、じっくり検討して選ぶ人がほとんどです。
その陰で忘れがちなのがピアノ椅子選び。
勧められたものを、そのまま購入してしまいがちです。
しかしピアノ椅子は、演奏力の向上や音色さえも左右する重要な鍵を握っているのです。
ピアノ椅子の種類と選び方にも注意を払って、長い間大切に使える、自分にあった良い椅子を選びましょう。
ピアノと同じように、ピアノ椅子も種類が豊富です。
大きく分けると、背もたれがあるものと背もたれなしのタイプに分けらます。
そのメリットと選び方のポイントについてお伝えしましょう。
この記事の目次
選び方のポイント
ピアノ椅子選びに重要なポイントは2つあります。
ひとつめは、「椅子の高さ」です。
ピアノを弾くときには、座面3分の1くらいのところに腰かけます。
そして、鍵盤のところに手のひらを持って来て構えたときに、手の甲から肘までが鍵盤と水平か、少しだけ高い位置になることが大切です。
これから身長が伸びるお子様や、複数の人が演奏する可能性がある場合は、「高さを調整できる」ことが、重要になってきます。
常に正しい姿勢でお稽古することに気を配ることができるよう、高さを調節できる椅子を選びましょう。
そして、もう一つ大切なのが、「安定感・重さ」です。
ピアノを演奏する際に、フォルテ(強い音)を出すときなど、ぐっと前に踏み込んだ際、椅子がぐらついたり、傾いたりしては、不安で演奏に集中することができません。
それでは良い演奏など、到底望めなくなってしまうため、世界で活躍するようなピアニストは、ピアノと同じぐらいに椅子選びにこだわっています。
背もたれのあるピアノ椅子(通称トムソン椅子)
画像:http://jmty.jp/nara/sale-fur/article-1mvqg
背もたれ椅子のメリットは、高さの調節が簡単で、安定感があるということです。
背もたれは、休憩の時に便利というだけではなく、背もたれの重みで椅子の重心を後ろにもっていく役割を果たしています。
タイトな幅でありながら、演奏の途中で前に傾くことがないよう、重く作られています。
高さの調整は、後ろのつまみで簡単にできるようになっているので、ピアノ教室や多くの人が同じピアノを演奏するような場合は、こちらを選ぶ方がお勧めです。
背もたれのないタイプの椅子
横長タイプで、ピアノ購入の際にセットでついてくることの多い一般的な椅子です。
トムソン椅子より細かく高さを調整できます。
椅子左右側についている回転式のレバーを回して調整しますので、少し時間と労力がかかります。
どっしりとした重さで、高級感のあるデザインのものもあります。
国産以外のものや、電子ピアノ用などで、軽くて安定感の欠く椅子もありますので、注意が必要です。
このように、ピアノ椅子選びでは、単なる座り心地だけではなく、演奏のしやすさを重視して選ぶことが大切です。
実際に腰かけてみたり、ピアノ売り場の人や調律師さんなどからアドバイスをもらったりして、快適な演奏環境を作りましょう。