入手困難!ウィーン・フィルハーモニーニューイヤーコンサートのチケット
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「 ニューイヤーコンサート 」は普通名詞ですが、ドイツ語で「 Das Neujahrskonzert 」と言えば、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のものを指す固有名詞となります。
1939年に常任指揮者であったクレメンス・クラウスによって始められました。
しかし、クラウス辞任後、ウィーン・フィルハーモニーは常任指揮者を70年近く置いておらず、このコンサートの指揮者は、楽団員全員の投票により決まるのだそうです。
そして、次の年の指揮者が決まるのは1月2日、つまりこのコンサートの次の日には次の年の指揮者が決まります。
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【執筆者】40代後半男性/青森
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日本人初のウィーン・フィルハーモニー指揮者 小澤征爾
出典:http://tsumujikaze2.blog.so-net.ne.jp/2014-01-26
早い年などは指揮者はコンサートの演奏中に決まっていたとか。2002年には小澤征爾さんが初めて日本人としてこのコンサートでタクトを振りました。
演奏曲目はヨハン・シュトラウス一家の専門家たちにより候補となる曲が選ばれ、指揮者との協議で演奏曲目が決まります。
他の作曲家の作品も、何か記念になる年に少し演奏されることがあります。
アンコールの慣習「美しく青きドナウ」
しかし、アンコールには慣習があり、3曲演奏されるアンコールの2曲目は必ず「美しく青きドナウ」となっています。
そして、曲の冒頭、ホルンでメインの旋律が奏でられる直前に演奏が一旦中断され、指揮者から聴衆に新年の挨拶がなされるのも恒例になっています。
そしてアンコールの最後はご存知「ラデツキー行進曲」となり、指揮者は聴衆の方を向いて手拍子の強弱などの指揮をしてこの楽しいコンサートは締めくくりとなります。
ニューイヤーコンサートのチケットは入手困難
出典:http://societas.blog.jp/archives/1016605190.html
毎年、NHKでもこのコンサートの模様は衛星生中継され、新年ウィーンを象徴するコンサートだけに、そのチケットの入手は困難を極めます。
コンサートが行われる大ホール(別名「黄金のホール」)の2854席は例え立ち見席であろうとも1月9日の予約開始とともに即完売となりますので、一般で入手するにはその座席を押さえている代理店に頼むしかなさそうです。
ここでは公然と、とんでもないプレミア価格(つまり値上がりした)が表示されています。
定価は約6,000円ですが、この値段で手に入れるには抽選に当選するという幸運に頼むしかありません。
NHKの中継で、和服姿の日本女性が少なからず見受けられることがありますが、これはオーストリアと密接な関係にある日本企業から入手したものと考えられます。
クラシックファンなら一生に一度は行ってみたいコンサートですが、多くの人はテレビ画面を見つめるしかなさそうです。
【執筆者】40代後半男性/青森