クラシックを聴くと頭が良くなる?モーツァルト効果の真実
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音楽には、ロックやポップス、ジャズやテクノなどさまざまなジャンルがありますね。
もっとも古いものといえば民謡等になりますが、世界中で言語や文化関係なく愛されているのが クラシック です。
クラシックの中にも軽妙な曲調、重厚な曲調、明るい曲調、悲しげな曲調など多種多様ですが、どの曲も計算しつくされた綿密な音の集合であり、モーツァルトやベートーヴェン、ショパン やシューマン、バッハやリストなど数多くの名作曲家が生み出す音楽は魔法のようです。
とくにクラシックは登場当初から富裕層から愛され、当時の特権階級の隆盛とともに発展してきました。
【執筆者】40代前半女性/静岡
この記事の目次
モーツァルト効果とは?
最近、よく耳にする「 モーツァルト効果 」というのは、モーツァルトをはじめとしたクラシック音楽を聴くと頭が良くなるといわれる説です。
実際に、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」K.448を学生に聴かせてみたところ、他の音楽を聴いたり何も聞いていない学生に比べて、スタンフォード・ビネー式知能検査の空間認識テストで高い成績を示したという実験からこの説が提唱されるようになりました(1993年カリフォルニア大学アーバイン校の心理学者フランシス・ラウシャーらが学術誌「ネイチャー」に発表したレターより)。
~「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」K.448~
しかし、これは永続的な効果ではなく、聴いた後10分から15分にかけてという短時間の間だけに現れる限定的なものです。
モーツァルト効果、うそ?ほんと?
このレターが ネイチャー に掲載されて以降、肯定・否定さまざまな研究がなされました。
その間、「空間認知に関する分野」に限定して頭が良くなるという内容だったものが、いつのまにかモーツァルトを聴けば「頭が良くなる」と誤解され、一人歩きし、企業の販売戦略等で活用され現在に至っています。
まだ確実な結果は今のところ出ていませんが、現在では音楽を聞くことのみで頭が良くなるという事実はないというのが主流派となっています。
頭が良くなるためにモーツァルトを聴くのではなく、楽しむために聴くことが一番モーツァルト自身も喜んでくれるのではないでしょうか。
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